葬儀・終活コラム

葬儀の準備

失敗しない葬儀社の選び方~葬儀社選びのポイントや料金トラブルの回避方法を解説~

喪主として最初に決めることは葬儀を執り行う葬儀社です。しかし、何を基準にして葬儀社選べばいいのかわからない方がほとんどではないでしょうか。また、過去に何も知らないまま葬儀社を選んだことから思っていたより費用が高くついた、担当者の対応が悪く気持ち良く故人を送れなかった、という失敗を経験した方もいるはずです。今回は、そんな方のために葬儀社を選ぶポイントをまとめました。

葬儀社を選ぶ前の確認事項

まず、葬儀社を選ぶ前に次の2つを確認しておきましょう。

確認事項1 葬儀の規模・形式を決める

どのようなお葬式がしたいか、どれくらい見送りの人を呼びたいかを決めます。もちろん、葬儀社と打ち合わせをしながら決めていけばより確実ですが、あらかじめおおよその見当をつけておけば、葬儀の規模・形式に合った葬儀社を選ぶ近道になります。葬儀の規模・形式を決めるために葬儀形式について知っておくと良いでしょう。一般的な葬儀の形式としては次のようなものがあります。
火葬式・直葬:身近な家族のみで故人を見送る形式です。通夜・葬儀・告別式をおこなわず、火葬のみをおこないます。

  • 一日葬:通夜をおこなわず、葬儀・告別式から火葬までを一日でおこないます。
  • 家族葬:家族や親族、親しい友人のみで故人を見送る小規模な葬儀形式です。
  • 一般葬:家族や親族に加え、故人と関わりのあった方を幅広く招いて大規模におこなう葬儀形式です。

葬儀形式により使用できる会館が異なる場合がある為ため、故人の生前の希望やおおよその参列人数に合わせ選びましょう。

確認事項2 故人が信仰していた宗教・宗派を確認する

日本で執り行われる葬儀の90%が仏教式(仏式・仏教葬)と言われています。しかし、仏教式といっても様々な宗派があり、それぞれお別れの作法があります。宗教・宗派がわからない場合は、お墓のあるお寺・親戚などに確認してみましょう。

葬儀社を選ぶ際の5つのポイント

失敗しない葬儀社を選ぶために5つのポイントをおさえておくと良いでしょう。

ポイント1 電話対応

電話対応は、葬儀社のサービスの質を見極める最初のポイントです。サービス品質の高い葬儀社であれば、葬儀の費用や流れ、喪主としてやるべきことなどの疑問・質問に丁寧にわかりやすく答えてくれます。わからないことや不安がある場合、まずは電話で聞いてみましょう。

ポイント2 お迎え・搬送時の第一印象

お迎え・搬送時の葬儀社スタッフの第一印象、服装、言葉遣い、マナー、清潔感は大切な故人を見送るための葬儀社としてふさわしいか判断する基準になります。気になる点があった場合は、他の葬儀社での葬儀を視野に入れましょう。

ポイント3 打ち合わせ時の対応

打ち合わせ時に親身になって対応し、大切な人を亡くされたばかりで精神的・肉体的に疲れている遺族へ気を配ってくれる担当者であるほど葬儀の満足度も高くなります。葬儀費用などの金額面も大切ですが、故人を安心して見送るためには担当者の経験や能力の高さも重要なポイントとなります。

ポイント4 葬儀プラン

担当者が遺族の希望をきちんと理解し、希望に沿ったプランを提案してくれるかどうか確認しましょう。また、説明がおざなりでないか、とにかく契約を急がせようとしていないかなども良い葬儀社を見極めるポイントです。

ポイント5 葬儀費用

葬儀プランの見積もりに「何が含まれていて何が含まれていないのか」を確認しましょう。また、含まれていないものを使った場合の料金も確認しておくと安心です。見積もりに不明な点がないよう、担当者が見積もりについてきちんと説明してもらうことで料金トラブルを回避できます。

失敗したと思った時は、葬儀社・担当者の変更

万が一、不誠実な対応をされ葬儀社を変えたいと思った場合、契約書にサインをする前であれば葬儀社を変更しても問題ありません。また、担当者の知識や経験に不安を感じたり、印象が悪いと感じたりした場合は担当者の変更を依頼しましょう。

まとめ

故人を見送る葬儀は家族や親族、故人の親しい友人にとって一度しかない大切な時間です。葬儀を終えたあとに「やっぱりあの時こうすればよかった」と後悔しないよう葬儀社選びのポイントをおさえておきましょう。

大沼 勇貴

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