葬儀・終活コラム
弔辞例文集〜親族・その他〜
親族やライオンズクラブ・ロータリークラブでお世話になった方が亡くなられ弔辞を頼まれた時のために、親族・ライオンズクラブ・ロータリークラブ関係者向けの弔辞例文集をご紹介します。
【もくじ】
ライオンズクラブの同志へ
故〇〇氏を偲び、謹んで哀悼の辞を捧げます。
私と氏は〇〇ライオンズを通じて約〇〇年間にわたり心を開き、社会奉仕の理念に基づき共に活動して参りました。お元気だった在りし日の姿を偲び、氏のライオンズクラブにおける活動を追憶したいと存じます。
〇〇年に入会、〇〇年から〇〇年まではクラブ幹事を務められました。さらに〇〇年には会長を務められ、常に先頭に立ってエネルギッシュに活躍されました。
特に情熱を注いでおられたのは、地域の子供たちの教育でした。子供のしつけは親だけがするのではない。全ての大人がその手本を見せなければならないのだとおっしゃって、積極的に教育活動に取り組まれ、関連団体への多額の奉仕金贈呈なども行いました。
振り返ってみますと、氏の人望は厚く、常にクラブの輝ける星でした。氏の築いてきた奉仕活動の 礎(いしずえ)は、次の世代をしっかり支えています。
生前のご活躍に、深い感謝と尊敬を捧げ、お別れの言葉といたします。安らかにお眠りください。
ロータリークラブの先輩へ
〇〇先生、あなたの突然の訃報に接し、私はただ呆然とするばかりです。先生の如き人物を失うことは、ロータリークラブの成長を期すべき多難の時に当たって、まことに痛恨の至りであります。
先生は、〇〇ロータリークラブのメンバーとして、〇〇に入会されました。以来〇〇年間の長きに亘り、 理事、委員長を歴任され、〇〇年には副会長、〇〇年は会長と要職を務めてこられました。
先生はご自分に厳しく、人には優しく、温厚ながら芯の強い方でした。会員からも慕われており、 特に私たち後輩にとっては希望の星でした。
先生の残された業績と、ロータリー精神の教えは、〇〇ロータリークラブに広く受け継がれるものと 思われます。
今頃天国では、仲睦まじかった奥様と再会を果たしていらっしゃるでしょう。どうぞ楽しく語りあかして下さい。ここにクラブを代表して、謹んで哀悼の意を表します。
親から子へ
〇〇、今おまえに最後の別れを言うために、お父さんはここに立っている。
突然にお前を失って、お父さんもお母さんも、ポッカリ心に穴があいてしまった。
〇〇、お前は私たちのすべてだった。目をつむると、おまえの笑顔・泣き顔・そして怒った顔が、 今でも脳裏いっぱいに広がる。お前の何気ない仕草が、はっきりと蘇って来る。交通事故の犠牲になるには、〇〇はあまりにも小さく、あまりにも幼すぎた。お前を守って あげられなかったお父さんを、許しておくれ。
お前のことは決して忘れない。どうか天国で幸福になっておくれ。さようなら、〇〇。
従兄弟へ
おじさん、おばさん、〇〇君が不慮(ふりょ)の事故に巻き込まれて、急死したと聞き、ぼう然として しまいました。僕にとって〇〇君は兄弟も同じ、涙が止まりません。
〇〇君は一歳年上でしたが、お互いに男兄弟がいなかったので、幼いころからいつも一緒に遊んでいました。(思い出等を挿入)
いつか二人で、自転車で日本縦断の冒険旅行をしようと約束していたのに…。もう、その夢は叶わないのですね。でもこの夏休みに、僕は君の写真を胸に一人でチャレンジしますから、どうか空の上から見守ってくださいね。〇〇君、さようなら。
叔母から姪へ
〇〇ちゃん、私は今お別れを言うためにここにいます。お父さんもお母さんも、とても貴方のことが自慢だった。お友達もいっぱいいたし、妹の〇〇ちゃんにも優しかったね。
〇〇ちゃんは、とても〇〇が好きでしたね。遅くなってしまったけれど、前からあなたが欲しがっていた〇〇を、お柩の中に入れて置きましたから、天国へ逝く途中で楽しんでください。
お父さんとお母さんのかけがえのない宝物の〇〇ちゃんが事故で奪われてしまった今、叔母さんたち 大人が、〇〇ちゃんのような子供たちが、安心して町を歩けるようにしなくてはいけないと一生懸命 考えています。
〇〇ちゃん、あなたは亡くなったけれども、あなたのお父さんとお母さん、妹の〇〇ちゃんそれに 叔母さんたちの胸の中に、いつまでも生きています。どうか天国のきれいなお花畑で、楽しく暮らしてください。さようなら。