葬儀・終活コラム

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墓誌のルールとは? 墓誌 の意味や文字の入れ方、順番について解説

墓誌 のルールとは?墓誌の意味や文字の入れ方、順番について解説

墓誌 とは、お墓の区画の中に建てられる、故人の戒名や没年月日が彫刻された石板です。 墓誌 に刻む文字の入れ方や順番には、ルールがあります。「墓誌とは何なのか」「必ず建てなければならないものなのか」といった基本的な事柄から、墓誌の基本的なルールについて解説します。

墓誌 とは、お墓の区画の中に建てられる、故人の戒名や没年月日が彫刻された石板です。 墓誌 に刻む文字の入れ方や順番には、ルールがあります。「墓誌とは何なのか」「必ず建てなければならないものなのか」といった基本的な事柄から、 墓誌 の基本的なルールについて解説します。

墓誌 は故人の情報を彫刻した石板

墓誌 は故人の情報を彫刻した石板

墓誌 とは、墓地に埋葬されている故人の没年月日や戒名、本名等を彫刻してある石板のことです。「先祖代々墓」などと刻まれた墓石の隣に建てられます。

墓誌は必ず建てなければならないものではありません。墓誌が必要になるのは、たくさんの家族を埋葬するために、「先祖代々墓」等と刻まれた墓石には名前を彫刻しきれないときなどです。石板型の墓誌には、たくさんの故人の情報を刻んでおくことができます。なお、墓誌へ戒名を刻むことにすれば埋葬のたびに開眼供養を行う必要がないため、のちの節約のために墓誌を作る人もいます。

墓誌を建てたくとも、建てられないときもあります。「予算不足のとき」と、「区画が狭いとき」の2つのケースです。

墓誌を建てるには、墓誌の大きさや石の素材により10万円から30万円程度の費用がかかりますが、お墓はただでさえ高価なものですから、追加の費用を捻出するのは厳しいというケースは珍しくありません。また、とくに都市近郊では、墓地の区画が狭小なために墓誌を建てるスペースがないという事情も見られます。

墓誌 を建てるときのルール

墓誌を建てるとき、その位置に厳密なルールはありません。「先祖代々墓」等と刻まれた墓石の左右どちらかに建てるのが一般的ですが、スペースに余裕がある場合は墓石の手前に建てるなど、様々なケースが考えられます。区画全体のバランスを考慮した配置になるよう、石材店と打ち合わせを行います。

墓誌 に名前を刻むときのルール

墓誌に名前を刻むときには、一定のルールがあります。一人の故人について、彫刻の項目は以下の通りです。

・戒名や洗礼名など、宗教・宗派ごとに授かった名前(無宗教のときは省略)

・俗名(生前の名前)

・没年月日

・没年齢

墓誌 のタイトルのルール

墓誌のタイトルは、宗教・宗派によって違います。浄土真宗においては、タイトルを「法名碑」とします。その他の仏式では「霊標」というタイトルにすることが多く、他に「戒名碑」「戒名版」といったタイトルも使われます。他の宗教・宗派では、「墓誌」が多く使われます。

墓誌のタイトルについては、宗派ごとのほか、地域やお寺によってルール化されていることも多いため、詳しくは石材店に確認しましょう。

墓誌 の名前の順番のルール

墓誌の名前は、一般的には没年の順番に、タイトルのすぐ横から縦書きで彫刻していきます。ただ、亡くなった順番で並べていくと、家族間の関係が分からなくなることがあります。例えば子どもが先に亡くなっている場合などは、子どもの名前が先に刻まれるためです。よって、没年の順に彫刻する場合は、「●●の子」といった文言を添えると、混乱しません。

没年の順番で刻んだときの混乱を避けるため、夫婦ごとに名前を刻むパターンもあります。一代目から順番に、夫婦ごとに連名で彫刻していく方法です。家族関係がわかりやすくなりますが、未婚の人や早世の人は一人だけで彫刻されることになります。また、配偶者が亡くなり、墓誌に名前が刻まれたあとは、「自分のスペースが空いている」ように見え、死を強く意識させられるかもしれません。

どちらの順番が良いかは、一概には言えません。ただ、すでに多くの人が埋葬されている墓地に墓誌を建てる、あるいは先祖代々の墓を改葬(お墓の引っ越し)するのであれば、夫婦ごとの彫刻の方が、家族間の関係がわかりやすくなるでしょう。どちらがよいかは、親族間でよく話し合うようにしましょう。

墓誌 を建てるときはルールを考慮しよう

以上、 墓誌 の意味やルールについてご案内しました。狭小墓や、一代限りの永代供養墓の場合には、墓誌の必要性を感じる人は多くないでしょう。一方で、「先祖代々の墓を改葬したい」「一人っ子同士の結婚なので、2つの家のお墓を一つにまとめたい」など、埋葬される人の数が多い場合には、墓誌を建てるのを検討するのがおすすめです。

大沼 勇貴

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