葬儀・終活コラム

葬儀の準備

突然の危篤の連絡!その時に家族がするべき5つのこと

突然の危篤の連絡!その時に家族がするべき5つのこと

日本は、世界的に見ても病院で亡くなる人の割合が非常に多い国です。1951年は8割以上が自宅死でしたが、2016年の調査では病院で亡くなる人が8割近くを占めています。そのため、病院で危篤になってからあわてて行動しなくてすむように、やるべきことをイメージしておきましょう。

 

日本は、世界的に見ても病院で亡くなる人の割合が非常に多い国です。1951年は8割以上が自宅死でしたが、2016年の調査では病院で亡くなる人が8割近くを占めています。そのため、病院で危篤になってからあわてて行動しなくてすむように、やるべきことをイメージしておきましょう。

危篤の連絡があったらするべきこと1…泊まり込みの準備をする

危篤とは、「いつ亡くなってもおかしくない状態」「回復の見込みがない状態」のことです。臨終までの期間はさまざまですが、最低でも2~3日は泊まり込みができるよう、着替えなどの準備をして病院に向かいましょう。

危篤の連絡があったらするべきこと2…危篤の連絡をする

本人の意識があるうちに会わせたい人、臨終に立ち会って欲しい人に連絡します。通常は家族や三親等内の近親者ですが、それにはこだわらず、本人の意思を尊重することが望ましいでしょう。
突然の危篤の連絡!その時に家族がするべき5つのこと

Q 危篤の連絡はどうすればいいの?

1)自分の名前を名乗ります。
2)(朝9時前なら)朝早くから申し訳ありません。
(夜10時以降なら)夜分遅くに失礼します。
3)実は入院中の〇〇の容態が急変しまして、危篤となっております。
4)息のあるうちに、会ってやっていただけないでしょうか?
5)○○病院○階の○号室におります。どうぞよろしくお願いいたします。

危篤の連絡があったらするべきこと3…できるだけ声をかけてあげる

目を開けることも話すこともできない状態であっても、聴覚は最後まで残るといわれています。伝えたい思いがあれば、できるだけ多く声にして語りかけるようにしましょう。

危篤の連絡があったらするべきこと4…葬儀社の選定

ご存命のうちから葬儀の準備を進めることには、抵抗を感じるかもしれません。しかし病院で亡くなった場合、多くはその日のうちにご遺体を搬出しなければならず、短い時間でさまざまな決断を迫られます。後から悔やむことがないよう前もって葬儀社に費用や内容のことを聞いておくことが望ましいでしょう。

Q 葬儀社選びのポイントは?

  • 自社で遺体安置室を持っている
  • 予算を「総額表記」で明確に表示している
  • 地元で古くから営業している

危篤の連絡があったらするべきこと5…現金を用意する

いざ臨終となると、病院への支払いや葬儀の準備、交通費、食事代など思いほかお金が必要になります。いつ亡くなるかわからない状況では銀行に行く時間もとりにくいため、前もってある程度の現金を手元に用意しておくと安心です。また名義人の死亡の事実が確認され次第すぐに口座が凍結され、現金を引き出せなくなりますので、必要な費用を故人の預金から調達する必要がある場合はご注意ください。

Q 危篤状態の本人に代わり、預金を引き出してもいい?

病院の支払いや葬儀などの費用に充てたことが後から証明できるように、しっかり控えをとっておけば問題ありません。ただし個人的な目的で使うと、後でトラブルになることがありますので、ご注意を。
突然の危篤の連絡!その時に家族がするべき5つのこと

まとめ

故人の死に直面する危篤から臨終までは、遺族が最もつらく悲しい思いに耐える時間です。しかし心を強く持ち、心残りのないようにしっかり見送ることができるよう、さまざまな準備と同時に心の準備もしておくことが大切です。

伊賀 誠

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