葬儀・終活コラム

終活

終活の流れ~すぐにできる終活のいろは~

最近テレビでも話題の終活ですが、実際は何をしたらいいのかわからないという方が多いのではないでしょうか?今回は、そんな終活の流れや手順を解説します

終活とは?

終活とは、「人生の終わりについて考える活動」の略語です。具体的には、ご自身が亡くなった時の葬儀・お墓・遺言の準備や身の回りの生前整理、病気などで判断力を失った時のために医療・介護についての要望をエンディングノートに記すなどのことをおこないます。です。終活であらかじめ必要な準備をおこなうと将来の不安が少なくなり、残りの人生を楽しく豊かに過ごせます。

終活の流れ

終活の具体的な手順は次の通りです。

1 エンディングノートを準備する

エンディングノートは葬儀社に行けば簡単に手に入りますが、文房具屋や本屋、ネット通販で購入が可能です。また、インターネットからダウンロードもできます。種類が豊富にあるので、ご自身に合ったエンディングノートを探しましょう。

2 身の回りの生前整理をする

まずは、保管していた書類や権利書・銀行関係・保険証券などの大切な書類を整理し、不要な書類はシュレッダーにかけ個人情報がわからないような状態で処分しましょう。次に、パソコンやスマホにあるデータを整理、有料サービスは亡くなった後に解約手続きが必要になるため何を利用しているのかをエンディングノートにまとめます。パスワードがわからないと解約できないデジタル機器やサービスもあるため、ご家族がわかるようにしておきましょう。最後に洋服や身の回りの物を残しておきたい物と処分する物に仕分け、整理します。

3 介護・終末期医療について決める

認知症などで判断力が低下した場合や意識不明・重篤な状態になった時のために希望する介護施設や内容、費用、介護の方針を決める人、回復が見込めない場合の延命治療・臓器提供の希望有無を決めます。家族に難しい判断を強いる内容のため事前に話し合いをおすすめします。また、かかりつけの病院やアレルギー・持病・常備薬がある場合はエンディングノートに書いておきましょう。

4 葬儀・お墓について決める

葬儀については、菩提寺の名前・連絡先・宗派などの情報をまとめ、喪主になってほしい人、呼んでほしい人、どんな葬儀をしてほしいかなどを決めておくと遺族がスムーズに葬儀の準備をおこなえます。納骨については、希望の納骨方法を決めましょう。既にお墓がある場合はお墓の所在地・連絡先・墓地の使用権者をまとめておきます。

5 エンディングノートを書く

エンディングノートには、ご自身の終末期や亡くなった後の希望を書きます。また、ご自身に何かあった時に知らせて欲しい連絡先や銀行口座などの番号、パスワード類、必要書類の保管場所なども書いておきましょう。エンディングノートに法的な効力はありませんが、書くことで残された遺族が各種手続きや手助けになります。そのため、ノートの所在を家族に伝えておくことが重要です。

6 遺言書を作成する

ご自身の財産を法定相続人以外にも残したい場合など、希望ではなく絶対的な効力を持って執行してほしいことがある場合は遺言書を作成します。また、遺言書には次の3種類があります。

自筆証書遺言
自筆で書く遺言書を指します。費用が安く、証人が必要ないなど手軽に書ける反面、家族がどこに保管しているかわからなくなってしまったり、破棄・改ざんされる恐れがあります。

公正証書遺言
公証役場で公証人に作成してもらう遺言書を指します。紛失・改ざんの恐れがなく確実に遺言を残せる反面、公証人などの費用が発生したり、内容を証人・公証人に知らせなければいけません。

秘密証書遺言
遺言者が遺言内容を誰にも知られたくない場合に使用されます。内容を秘密にできますが、作成した遺言書が秘密証書遺言であることを公証人と証人に確認してもらう必要があります。

遺影写真も用意しておくと安心

いざという時にないと困ってしまうのが写真です。外出の機会が減り写真を撮らなくなったなどの理由から葬儀の際に納得のいく写真を用意できず心残りが・・・という方も多くいます。最近では、スタイリスト・ヘアメイク・カメラマンがチームを組み遺影写真を撮影してくれるサービスも増えてきました。このようなサービスを利用して納得のいく写真を残しておくと家族が葬儀の準備を進める際にスムーズに進行できます。

まとめ

終活には様々なものが必要になります。エンディングノートや身辺整理、遺言書など事前にしっかり準備をして、いざという時に困らないようにしましょう。

橋本 雄二

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