弔辞全文事例集
故〇〇〇〇様のご霊前に、慎んでお別れの言葉を申し上げます。
故人は長年にわたり、〇〇町内会の役員として地域の発展と親睦にご尽力されてきました。
清掃奉仕作業はもとより、町内会員の懇親を深めるお祭りや季節の行事などでは、いつも率先(そっせん)して活動しておられました。
また、いつも周囲の人々に言葉を掛けられ、こまやかな気遣いを絶やさず、心優しいお人柄がにじみ出ていらっしゃいました。
昨年の夏、病に倒れられてからも、何かと私たち町内会のことを気にかけておいでだったとお聞きしておりました。
その後、退院され、順調に回復されていると思っておりましたので、突然の訃報に接し、信じられない気持ちでいっぱいでございます。本当に残念でなりません。
〇〇さん、どうか安らかにお眠りください。
〇〇町会会長 〇〇〇〇
本日ここで、〇〇〇〇さんのご霊前で弔辞を読まなければならないことは、無念であり、大きな悲しみであります。
故人は、〇〇商店の二代目として、先代から続く暖簾(のれん)をしっかりと守ってこられました。
その間、急速な社会の大きな変化やバブル崩壊の波に飲み込まれそうになったこともあったとお伺いしておりました。
故人は先代から譲り受けた家業を大切に守る一方、独自の発想で新しい活路を切り開き、今日の繁栄を築いてこられました。
仕事に情熱を注ぐ一方、大変に家族思いの人でもありました。
私は、幾度もご家庭にお伺いいたしましたが、その度、奥様とお子様が故人の深い愛情に包まれていることを感じました。
やり残した仕事、大切なご家族のことを思うと、故人もさぞ無念だったことと思います。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
〇〇町会代表 〇〇〇〇
〇〇〇〇様のご霊前に、慎んで惜別の辞を捧げます。
〇〇さんは皆様もご承知のとおり、〇〇年前からこの町内にお住まいになられました。しかし、地元の人より熱心な町内活動、特に環境運動には、熱心に打ち込まれていました。
〇〇さんが丹精込め整備されたあの美しい〇〇公園は、今やわが町内のシンボルであり、誇りでもあります。
自然をこよなく愛され、この町をこよなく愛された〇〇さんのご遺志を継いで、より住み良い町会、
より活力ある町づくりに心血を注ぐことこそ、私たちに残された仕事であります。
どうか皆さん、力を合わせ〇〇さんの死に報いようではありませんか。
〇〇さんのご冥福をお祈りして、お別れの言葉といたします。
〇〇町会代表 〇〇〇〇
〇〇商店会会員〇〇様のご霊前に、慎んでお別れの言葉を申し上げます。
あなたは当商店会の一員として、永年にわたり〇〇商店街の発展のため粉骨砕身して、ご尽力されて来ました。
〇年前から〇年間にわたって、当商店会の〇〇職を務められました。
その間、環境整備など〇〇商店街の発展に大きな功績をあげられました。
そのあなたを失い、私どもの悲しみは、まことに深いものがあります。
今後もあなたのご遺志を継ぎ、わが商店会の発展のため、会員一同全力を尽くすことを誓い、お別れの言葉といたします。
〇〇商店会代表 〇〇〇〇
〇〇〇〇さん、突然の訃報に言葉もありません。
常日頃、あれほど健康に気を使い、体力的にも自信を持っておられたのに、とても信じられません。
〇〇町会の野球同好の仲間を募り、眠い目を擦りながら早朝のグランドに集合し、日常の憂さも忘れ無我夢中で白球を追いかけ、共に汗を流しましたネ。
貴方が豪快なスイングでホームランを放った時のあの満面の笑みは忘れません。
あなたがいなくなったグランドは寂しいですが、あなたの思いを受け継ぎ野球を続けて行きます。
これからは天国のスペシャル・ベンチで缶ビールとメガホンを手に、私たちのチームの活躍を見守ってください。
〇〇さん、安らかに天から見守って下さい。
〇〇代表 〇〇〇〇
〇〇さんに哀悼(あいとう)の意を示し、お別れの言葉を述べさせて頂きます。
あなたとは町内のゲートボールチームでご一緒させていただきました。
練習日には、いつも片手を高々と掲げ、「ヤァー、おはよう、元気?」と満面の笑みを浮かべて、声をかけてくれましたネ。
あなたの張りのあるかけ言に、チームの団結力も高まったように思います。
昨日お聞きした突然の訃報に、いまだ自分の耳を信じることができません。
またすぐに目前に姿を現すのではないかとの思いにかられます。
でも、もう本当にあなたに会えないと思いますと、大変に悲しいです。
〇〇さん、安らかなご冥福をお祈りいたします。
友人代表 〇〇〇〇
〇〇さん、あなたは突然、私たちのもとから、浄国の世界へ行ってしまわれました。
もうこれからは何処(どこ)を探しても、あなたにお目にかかることが出来ないのかと思うと、
悲しみで胸が張り裂けそうです。
同じ団地の隣人同士となって早30年。親しくお付き合いしてきた私たちが、こんな形で
お別れしなければならないとは…。もう二度と会えないなんて信じられません。
半年前に老人会で行った温泉旅行を覚えていますか?同じ部屋だった私たちは、夜遅くまで
おしゃべりしたり、真夜中に露天風呂に浸かりに行ったりしましたね。これから先も、
同じ様に楽しい思い出を作っていけるものと信じておりましたのに…。
いつの日か、私も同じ世界に参ります。その時まで、〇〇さん、安らかにお眠りください。
老人会代表 〇〇〇〇
今は亡き〇〇さんの御遺影に、〇〇老人会を代表して追悼のことばを述べさせていただきます。
〇〇さんとは、〇〇老人会の役員として、一緒にお仕事をさせていただきました。何事にも
全力投球だったあなたの姿に、いつも触発されておりました。私より5歳年上でありましたが、
そのひたむきでエネルギッシュな行動力は、皆の手本とするところでありました。
今さらながら生前の元気なあなたを偲び、私どもはお別れに涙するばかりです。
あなたのお姿は、わたしたちの脳裏に焼き付いて離れません。本当にご苦労さまでした。
どうか安らかにおやすみください。
老人会代表 〇〇〇〇
〇〇さん、あなたは突然、私たちのもとから、黄泉路へと旅立ってしまわれました。
もうこれからは何処(どこ)を探しても、あなたにお目にかかることが出来ないのかと思うと、
悲しみで胸が張り裂けそうです。無二の親友としてお付き合いしてきた私たちが、
こんな形でお別れして、二度と会えないなんて信じられません。
〇--(思い出話を盛り込む)。
名残は尽きませんが、この辺でお別れをしなければなりません。
〇〇さん、安らかにお眠りください。
友人代表 〇〇〇〇
〇〇さん、ついにお別れの時が来てしまいました。あなたの病気を知ってから、いつかは
この時が来るものと覚悟はしておりました。けれども、実際に今日のこの時を迎えると
悲しみでいっぱいです。
あなたとは中学生時代から、〇〇年ものお付き合いでした。学生時代にはよくお互いの家に泊まり、
将来のこと、ボーイフレンドのことなど、夜の更けるのを忘れ話し合いました。そして、家族からは
「いつまで、起きているんダー。」と叱られたっけ。
卒業後私は地元に残り、あなたは東京へと離れ離れとなりましたが、帰省された時には必ず連絡が
あり、おしゃべりで盛り上がって、本当に楽しかったですね。その後、お互いが結婚してからも
この友情は続きました。「子育てが一段落したら、ノンビリ旅行しよう」と約束したあの日の
あなたの笑顔が忘れられません。
お子様方を残して逝くあなたの気持ちを考えると、悔しくなりません。
どうか、天国からご家族を見守ってあげてください。
友人代表 〇〇〇〇